・狼と香辛料 5巻
テレオの村を後にし、ホロの伝承が残る毛皮と材木の町レノスを訪れるロレンス達。
そこでエーブと名乗る商人から莫大な儲け話の誘いを受ける。
しかしその為の条件がロレンスにとって考えさせられるものだった。
そしてホロとの関係に転機が訪れる。
4巻がちょっとヌルかったが、それを挽回してお釣りが来るようなワクテカの展開!
話術合戦の面白さは相変わらず。ホロ以外の頭のキレるキャラのトークも必見。
ホロとはまた違ったタイプの話術テクが心理合戦を飽きさせてくれない!
羊飼いのノーラや前回のエルザもまぁまぁ頑張った方だけどロレンス程ではなかった。
ホロとロレンスの関係も大きな進展が。
一体この二人は最終的にどういう関係になるんだろうかとハラハラするぜ。
ヨイツに着いたらそれまでだしロレンスが商店構えるようになっても旅は終了だし。
文中にもあったけどただの人間であるロレンスは賢狼ホロより先に死ぬ。
ロレンスはホロが孤独を何よりも恐れているのを知っている。
長く一緒にいればいるほど失った悲しみは大きくなる。ロレンスも感付いていただろう。
後半の見所であるホロの別れ宣言に驚きはしたものの、いつか来ると思っていたハズだ。
だが生粋の商人故に簡単に儲け話を手放せないのがツライ所。そこがいい所の一つでもある。
まぁでもホロとロレンスの間の確固たる信頼が見えたのは良かった。
ラストではもうニヤニヤしっぱなしでした。
ホロを一杯食わせた時のカタルシスは筆舌に尽くし難いわw
もうロレンスはいい男だなホントに。そりゃーホロもメロメロにしちゃうわ。
そろそろクライマックスですかね?これはあまり長く続けない方がいいと思うんだわ。