・涼宮ハルヒの憂鬱 著:谷川流
クラスの自己紹介時にある女子生徒がとんでもない発言をする。
「東中学出身、涼宮ハルヒ。ただの人間には興味ありません。
この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい。以上。」
その女性の名は涼宮ハルヒ。容姿端麗、運動神経抜群だが、奇行が目立つ謎の少女。
ごく平凡な一般人の男子生徒(あだ名はキョン)は、好奇心からハルヒに話し掛ける。
その時からキョンの平凡な日常は終わりを告げた。彼は常軌を逸した日常に巻き込まれていく。
様々な所で話題を呼び、ハルヒブームを巻き起こした。角川スニーカー大賞受賞作品。
ハルヒはアニメから入った人なので是非とも原作を読んでみたいって事で読んだ。
読んだのは既に1年半前の事なので感想書く為かるーく読み直し。
原作読んで分かったんだけど、アニメの方は非常に原作に忠実である事が分かった。
原作はキョンの語りで物語が進行していくんだけど、アニメのまさにそれ!
読んでる途中でキョンボイスが脳内で再生されちゃうぜ。
文字だけで見るとハルヒはホント電波な人間だなーと思った。
アニメではあの可愛い顔が常に見れるからちょっとは許せるけど、原作は…。
傍若無人、トンデモワガママ女ですな。原作先に読んでたらイメージが変わってたかもしれん。
キョン視点+あの独特のナレーションが俺にとって新鮮だった。
そういえば一人称視点のラノベってあまり読んだことないんだよ。
この修飾語と比喩のオンパレードがクセになりそうだ。キョンはこれ考えてて疲れないのか?
キョンは哲学家を目指したらいいと思う。21世紀のデカルトと呼ばれるかもしれんべ。
なんだかんだ言って楽しめました。以降このシリーズを読み続けていこう。