・涼宮ハルヒの暴走 著:谷川流
「退屈」に続く涼宮ハルヒシリーズの短編集第二弾。
「エンドレスエイト」は夏休みに起こった時間ループ現象の原因究明・解決する話。
この話読んで初めて長門がカワイソウだなと思った。そんなにループしてるのか…。
いくら情報統合思念体とはいえ、長門の苦労を考えるとマジで同情する。
とりあえず水着姿は良かった。三人とも可愛いなオイ…。
「射手座の日」はアニメにもあったね。コンピ件と自作ゲームで対決する話です。
文字だけだとゲームの内容を脳内で具現化するのにちょっとてこずる。
先にアニメ見てるので比較的容易だったが、事前知識ないとワケワカメだったかもしれん。
長門が表情無き怒りを示しているのが見所だね!長門のフルボッコタイムは必見。
「雪山症候群」は「退屈」であった「孤島症候群」の冬バージョン。
孤島症候群の最後でハルヒが今度は雪山合宿ねと言ったのがホントに実現しやがった。
また例の如く怪奇現象に巻き込まれるんだが孤島の件とはちょっと事情が違う。
ハルヒの仕業でもないし、古泉ファミリーのドッキリ企画でもない。
ミステリー色が濃く出ていたので読み応えがあった。早くページをめくりたい衝動に駆られる。
気になるのは結局謎を残したまま終わりやがった事!おいおい誰なんだよ。
まぁ因果律を操作できそうな存在はハルヒ以外では長門関係ぐらいしか思いつかないけどね。
ハルヒがちゃんとリーダーとしてSOS団を引っ張っている所が良かった。
普段は傍若無人でもちゃんと皆の事を考えていてくれるんだね。