とりあえずCGをコンプしてやり治め。
プレイ時間は大体27時間でした。
総括的な事でもー。
KIDにてinfinityシリーズのシナリオを手掛けた中澤工って事で期待していたんだが
過度に期待しすぎた所為かちょいと拍子抜けした結果に終わっちゃった。
ってよく見たら中澤工氏はシナリオを執筆していなかったよ!
ディレクションがこの作品における主な仕事だったんですかね。
・シナリオ面のお話
シナリオはどちらかと言うとリアル主義寄り。
麻緒衣ちゃんシナリオにミラクル的展開があったけど偶然みたいに片付けられてる。
人間関係、トラウマといった人と人が関わる際の心理状態を描いたのが中心。
「遠い場所で起こった、キミに近い物語」というフレーズが
ゲームだけではなくて実際にも起こりえるという事を示唆してるのかも。
リアルを追求すると「普通だったなー」と思えてしまうのがアレだよなー。
今まで遊んだノベルゲーが比較的非現実的な要素を取り入れている物が多かった為かね。
そう思えばこういうのも悪くないとポジティブシンキングで思おう!
あとキャラ個別シナリオが結構短め。
第一部を飛ばしまくれば1日1キャラクリアも余裕。
1日2時間ゲームをやる俺でもみじけーと感じた程です。
・システム面のお話
システムに関してはこの手のゲームにある機能が一通り揃ってる感じ。
セーブ数は32個と若干少ないけど、俺は十分足りました。
最大32個までの自動クイックセーブが地味に便利。
シーン毎に勝手にセーブされるんだが、一個前の選択肢からやり直せるのはもちろん、
位置によってはシナリオの分岐となる地点からでもやり直せるのがよかった。
ただし電源を消すとクイックセーブは消えてしまうので注意。
色んな意味ですげーと思ったのが一度クリアすると現れる「ヒントモード」。
キャラの好感度が上がる選択肢が分かってしまうというもの。
ヒントじゃなくてむしろ答えじゃん!と全力でツッコんじゃったよ。
・ビジュアル面のお話
キャラデザは「メモオフシリーズ」等を手掛けたささきむつみ氏。
特徴である淡い感じのビジュアルは世界観に合ってるのではないかと。
立ち絵の数はまぁまぁかな?立ち絵の差異は表情より全体的に変化があるのが多め。
イベントCGは少ないように感じたけどシナリオの長さを考えるならこんなもんなのかなぁ。
俺の好みは麻緒衣ちゃん!雛も捨てがたい…。
・BGMのお話
音楽はぶっちゃけかなり良かった!
志倉千代丸率いる5pb.の音楽制作力はやはり侮れないぜ!
オープニングテーマもアニメ版と共に良曲です。
iPodに入れてほぼ毎日聴いてます。本当にありがとうございました。
BGMを結構気にする人間なので、もしダメだったらこのゲーム途中で投げてたなw
・最後に
適当に書いたけどそんな感じ。悪くはなかったけどあと一歩だったかなー。
値段相応の面白さを得られたかと言われたら首をなかなか縦に振れないのが何とも…。
菜々香のツン→デレのカタルシスを味わいたい人向けだな。