・かのこん 10 ~おわりのはじまり~ 著:西野かつみ
「葛の葉」の手に陥ちた薫風高校。
ちずるに気絶させられた耕太は御方さまによって逃がされていた。
しかしちずるを助けたい耕太は望と共に薫風高校に戻る事を決意した。
果たして耕太はちずるを救えるのだろうか。
エロ要素が無いかのこんなんかかのこんじゃないッ!!
…ってなわけで前回の続き。耕太がちずるを取り戻す為に葛の葉に立ち向かう話。
冒頭でも言ったけどエロ要素がほとんどありません。
強いて言うならシャイニングエロスフィンガーの所だろうか。
まぁ物語がシリアス路線ぶっち切りなのでエロ要素入れようがないんだけどね。
物語の核心となる部分が一気に語られた。
ちずるの秘密、葛の葉の目的、御方さまが薫風高校の理事をやっている理由等々。
ちずるが八尾に完全覚醒した時は世界の終わりみたいな表現をしてたけど、
玉藻の存在がインフレすぎてどうもしっくりこないなぁw
見所は耕太の成長ですかね。
ただの人間であるが故に戦いにも参加できず、悔しい思いを抱き続けてきた。
ところがその耕太もタダ者ではないという事が分かり、耕太なりのやり方で敵陣を突破する。
それでもまだ甘さが見られるのが耕太。優しいだけではいずれ壁にぶつかるだろう。
その壁を乗り越えて初めて真の力が発揮されるという展開になる予感。
耕太は本当の意味で強くなれるのか。
美乃里との関係は未だに不明です。今度こそ次巻で明かされるか?
この伏線も相当引っ張ってるなぁ。