・ソードアート・オンライン1 アインクラッド 著:川原礫
「ナーヴギア」という機器を使って完全なバーチャルの世界を冒険できる
VRMMORPG(仮想大規模オンラインRPG)「ソードアート・オンライン」。
ベータ時代からのプレイヤーであるキリトは当然正式サービスも参加し、ログインした。
ところがSAOの舞台であるアインクラッドにある異変が起きる。
まず内容だけど.hackシリーズみたいなもんだと思ってくれればおk。
所謂プレイヤー自信が仮想世界に行ける超リアルなネットゲーが舞台。
MMORPGに詳しくない人でも判るようになっているので読む分には問題ないかな。
リアルとファンタジーが交じり合う事で不思議な雰囲気が出てる。
率直な感想を言わせて貰えば面白かったよ!
ネトゲRPGをやった事がある人が読むとより深く作品に入り込めるかも。
バーチャルな世界とは言え、そこには実際に人が暮らし、横の繋がりがある。
「なりきり」の究極形態がこのSAOにはあるんじゃないかなと。
まぁデスゲームの所為で全体的に雰囲気は結構殺伐としてるんだけどね。
リアルにはできないバトルシーンもいいけど、
人間ドラマが結構なところで登場するのが特徴だった。
ネトゲでここまであるのかと大袈裟に思ってしまうかもしれないけど、
SAOはもはやただのネトゲじゃなく実際にあるもう一つの世界なんだと
プレイヤーが受け入れたからあの形があるんじゃないかな。
ラフィンコフィンの奴らはちょっと理解できなかったけどな…。
ゲーム感覚なのか覚悟を決めているのか吹っ切れているのか判断に困るぜ。
このラノベの魅力で欠かせないのがヒロイン・アスナの存在ですよ!
これ見て速攻思いついたキャラがドルアーガアニメのファティナ。
挿絵見ても似てるし、彼女の声が終始堀江由衣で再生されっぱなしだった。
性格的にはツンデレに入るのかな。デレに入るときがもう可愛くて可愛くて!
カラーの「あの姿」のアスナ絵を見てフットーですよ。
ラストだけども「あれ?それでいいの?」と思った部分があった。
まぁ途中が面白かったからそこまで気にならなかったんだけどね。
欲を言ってしまえば冒険途中のエピソードをもっと見たかったなと。
サイドストーリーがいくらでも作れそうなんで是非とも!!