●閃光のナイトレイド 第2話「回想のロンド」
閃光のナイトレイド 2話
今回の桜井機関の任務は機密情報漏洩の阻止。
ユダヤ系ロシア人ヴァイオリニストのクライネフが公演の為上海へ来るのだが、
彼にスパイ容疑がかけられており、行動を監視することに。
透視を行うが特に怪しい物は所持していない。
不審な点はヴァイオリンケースの中身が視えなかったこと。
音楽家の命である楽器、それもストラディヴァリウス故に厳重に取り扱うのは自然だ。
確信を得る為にはクライネフに接触してテレパスで情報を得るしかない。
ってことで雪菜と葵が兄妹という設定でクライネフに接触。
雪菜がヴァイオリンをクライネフの前で弾いた時、驚きの表情を見せる葵だった。
そこで驚くな、事前に打ち合わせしてなかったのかよw
カンのいい人だったらあそこで一発バレですよ。
むしろクライネフは気付いていたかもしれんのに…。
雪菜はヴァイオリンは関係ないと信じていたかったのもある。
それは雪菜がクライネフに接触した時に強く感じただろう。
心の底から音楽を愛している人物と見受けたからだ。
だが雪菜が読み取った情報によると、やはりクライネフは何らかの動きを見せるらしい。
「このような人が何故スパイを…」ショックを隠しきれない雪菜だった。
普通に考えれば誰かに利用されてるのだろう。
葛自身に覚えがあることを回想で示唆した。
そういえばところどころ各人物の回想が挿入されていた。
話を進めながらその人物のバックストーリーを描写することで
時間の短縮と本編とのリンクを印象強いものにする利点がある。
1クール放送であればそれぐらいやらないと間に合わない気もする。
公演当日に取引相手と思われる怪しげな人物を補足するがそれは囮。
実はクライネフのヴァイオリンの音色に情報が乗っけられており、
ラジオを通じて相手に渡し、その情報を複号化して入手という。
クライネフは暗譜の達人で楽譜すら持ち歩かない。
なるほど、そこを買われたということか。文書すらいらないので怪しまれない。
おぉ、これぞスパイって感じだ。当時からそういう技術があったんだろうか。
棗のクレアボヤンスと葵のサイコキネシスを併せてラジオを破壊。
こんな能力の使い方もあるのか。これは関心。一歩間違えればチート。
情報の漏洩は避けられたが、クライネフは暗闇の中演奏を続けていた。
要は音楽家として演奏したかったんだなー。
ソラヲトからそうだったけどこういう心に染みるシーンを持ってくるのがいいね。
だがクライネフは最期に自害。結局情報は得られなかった。
あのままでも彼は殺される運命だったのだろうか。
音楽家として死ねて本望とはいえ、後味が悪いね…。