・狼と香辛料 2巻
ラノベ界で注目を集めた快作の第2巻!
ロレンス達はホロの故郷であるヨイツに行く為、北を目指す。
道中で出会う羊飼いのノーラ。大聖堂が目立つ都市リュビンハイゲンで待ち受ける騒動とは?
そんなワケで全部読んだので早速感想。
なんという事だ…1巻よりさらにパワーアップして面白いぞ…。
「危機」という言葉を聞いて真っ先に思い浮かべる情景は戦闘の最中という事が多いだろう。
しかしロレンスは戦闘技術に関しては全く素人の行商人なので戦闘はありえない。
商人にとっての危機は容易に想像できるだろう。その危機にロレンスは直面する。
その危機的状況の描写が非常に上手く、読んでて息つく展開の連続にハラハラした!
「経済」というあまり馴染みのないテーマが故に難しいが、その部分のカバーもさすが。
なんだか俺まで流通経済に詳しくなりそうな錯覚すら覚える程だw
ノーラにちょっと嫉妬するホロがまた可愛いのう。
その事をロレンスに悟らせないように振舞う知慮深いホロはさすがというべきか。
あれこれと張り合うロレンスも最終的にはやはりホロに言い包められる。
ホロの行動パターンが分かってきたのか、ロレンスもいつまでもやられっぱなしじゃない。
でもホロの女の子っぽい仕草に堪忍しちゃうんだよね。ロレンスに選択肢が無くてバロスw
「わっちが可愛いからじゃ」とか間近で言われたら困っちゃうっつーの!
後半の逆転劇も見所。ことごとく俺の予想を裏切る展開で続きが気になって仕方がなかった。
これは3巻も期待できるね!