・かのこん 7 ~さよなら、オオカミ~ 著:西野かつみ
修学旅行で北海道までやってきた。
3年生なのに何故か付いて来たちずるも加わり、
いつものドタバタが繰り広げられていた。
そんなある時、望の様子がどこかおかしい。
意味深な発言を耕太に残したまま、望はそのままいなくなってしまった。
かのこんも7巻目に来ました。
冒頭で結婚うんぬんかんぬんの話が書かれていたが、
あまりにも破天荒な展開にこれは夢オチだと気付いたね!!
最後まで夢オチだと気付かない人はある意味幸せ者だと思います。
さて、今回は望が中心となったお話。
望の一族のしきたりとかなんとかで耕太と別れなくちゃならない。
ちずると望の二人を傍に置いている耕太の気持ちに決着を付けなければならないが、
耕太の優柔不断パワー爆裂で結局一人を選べない状況に。
望はアイジンとして傍にいるだけでも贅沢なのに耕太と来たら…。
てか普通に考えるとおかしな関係だよね。優しいを通り越して呆れるぜ。
本気になった時の望は怖い!性的な意味での話です。
様々なプレイをしてきたのにとうとう本当に本当アウトな事までやりやがったッ!!
もちろん本番じゃないっすよ。でも本番とほぼ同等な事だろこれ!
作中ではそれを「おくちのこいびと」と表現しております。
一体何を示しているのかそれはご想像にお任せしますwww
裏で動いている葛の葉の組織が紹介されたのが大きい所。
様々な一族が出てきましたね。それぞれの一族が得意とする術を持ち、
その頭首達が集まったのが葛の葉という組織だ。
執拗にちずるを狙う理由も、彼女自身に大きな秘密が隠されているのが読み取れるでしょう。
美乃里と耕太の関係も気になる所。
この伏線は早くから登場しているが、未だにヒントすらない。
本筋が面白くなってくるのはひょっとしたらここからかもしれない。