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「 ラノベ 」一覧

はまち 6巻 感想

久々にラノベ感想でも書いてみる!!

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 6巻

元々面白いんだけど、今回は特に面白かったので思いを書き連ねてみる。

この作品の何がいいかって、そこらのハーレム系ラブコメ主人公と全く違うタイプなのがいい。
だから6巻になっても未だに飽きないし、むしろどんどん面白くなっていく!
通常だったら4~5巻ぐらいでもうマンネリしちゃうのにね。

主人公の比企谷八幡の魅力をズバリ書いちゃうと
とことんヒール役に徹するということ。
事態を解決する為には、自分が悪役となればいい。
俺だけが傷つけばそれでいいと自ら汚名を被り、しかも誤解を解こうともしない。
別に嫌われたままで構わないという徹底ぶりがもう魅力的すぎる。

一般的ラブコメ主人公は、女の子達の好意に全く気付かず、
好意を表すような言葉をかけても「え?なんだって?」と
何故か聞いてない事が多く、そこらへんがイラッとするのだが
人間観察に長けた八幡は全く逆で、むしろ人の気持ちに超敏感。
だけど「こんな自分には魅力がない」と、人を拒絶してしまうというタイプなんだよねー。

セルフイメージが最低だけど、そんな自分を受け入れ、前向きに行動する。
彼は俺の理想とするカッコイイタイプの人間なんだよなー。
そして考え方が俺に非常に似ている。物凄い共感できてしまう。
だからこそここまで魅力的に感じるんだよ。

この6巻の学園祭編で、周りの人間をほとんど敵に回し、「最低」「クズ野郎」と罵られる。
しかしその行動の真意は、自分という敵役を作ることで、周りの結束力を上げた。
その結果、学園祭を成功に導いたという功績を作った。
なんだか可哀想で報われない話だけど、それを平気で受け入れるんだよなぁ。

そしてヒロインズもまた魅力的!
クール美少女ゆきのんも、アクティブなゆいも超いいキャラ!
八幡の影の努力と本当の魅力に気付いて、惹かれ始める描写が秀逸!
これを見ただけでまだ救いがあると思ってホッとする。
だけど八幡も敏感だからその想いには気付きつつも、
「俺なんかを好きになってはいけない」と端から拒否の態勢だわ。
あー本当に俺そっくりだなぁ。俺も結婚前の嫁に対してこんな気持ちだったわ。

静先生の「お前が傷つくことで、傷ついている者がいることをそろそろ気付け」
みたいなセリフを聞いて、本格的に話が進んでいくんだろうなぁと思った。
どういう風に物語が展開するんだろうか。考えただけでぞくぞくするわ。

ギャグやパロディネタも面白いし、マニアックすぎる地の文も面白いw
たこやきマントマンとか発明BOYカニパンとか、一体何人が知ってるんだろうか。
20代後半以降のアニオタじゃないとついていけないんじゃないのか。

というわけで熱をこめてレビューを書いた。
いやーねー、今まで読んだラノベの中で間違いなくTOP5に入るぐらい面白いんだよ。
それぐらい今自分の中ではこれがイチオシです。


僕は友達が少ない 1

僕は友達が少ない 1 著:平坂読

僕は友達が少ない (MF文庫J)

学校で浮いている羽瀬川小鷹は、ある時いつも不機嫌そうな美少女の三日月夜空が一人で楽しげに喋っているのを目撃する。小鷹は夜空とどうすれば友達が出来るのか話し合うのだが、夜空は無駄な行動力で友達作りを目指す残念な部まで作ってしまう。
アレげだけどやけに楽しい残念系青春ラブコメディ誕生!

きた!これはきたよ!!率直に感想を言う、すげー面白かった!!
読書に夢中になりすぎて降りる駅を見逃したのはバカテス以来だわ!

ジャンルとしては日常系とか学園ラブコメ系に入るんだろう。
「またこういうのかよ」と思われるかもしれない。
だがこの作品が他と違うのは、登場人物が全員「残念な人」であることだ。
とりあえず開始わずか数ページで可愛い顔をしたヒロイン2名が
「盛大にゲロを吐く」ラノベを読むのは生まれて初めてだ。

あらすじとしては、とある理由で友達がいない主人公・小鷹が、
とある理由で友達がいないヒロイン・夜空
「エア友達」とお喋りしているところを見てしまい、
それがきっかけで友達を作るを目的とした部活「隣人部」を立ち上げるというもの。
こんな面白そうな設定見て買ったんだが、俺の目に狂いはなかった。

んで愉快な残念な人達が入部し、部員達による日常が描かれるんだけど、
もうこれがいろいろとヒドイw
友達作りの為に行う行動が一般人とズレすぎて笑いを誘う。
特に夜空と星奈の罵倒合戦が壮絶すぎてハートマン軍曹の弟子になれるレベル。
顔はこんなに可愛いのに性格が鬼畜…。
そりゃー友達もできませんわ。

「生徒会の一存」ほどじゃないにしろ、パロディネタも多め。
ここはちょっと人を選ぶかもしれんね。
まぁ露骨にパロを入れるのではなく、
演出上必要なネタなので自分的には文句無し。
むしろそのパロネタも含めて面白かったよ。

あと絵師のレベルが高くてキャラが可愛いこと可愛いこと。
雰囲気としてはギャルゲ絵よりもイラスト絵よりというのかな。
他の絵師でいうとTonyに似たものを感じる。
カラーイラストを見てピンと来た人は買ってもいいかもね。

もうとにかく楽しめた。
2巻ではさらに奇抜な残念個性のキャラが出てくるので、
どう絡んでくるかが非常に楽しみだわ。


U.F.O. 未確認飛行おっぱい

U.F.O. 未確認飛行おっぱい 著:大橋英高

U.F.O. 未確認飛行おっぱい (ファミ通文庫)

乳神様を祀る神社の跡取りにして、おっぱいに生涯を捧げる男、如月悠斗はおっぱいを揉むだけで大きくできる異能を持っていた!その力で、日夜バストに悩む女の子に豊胸の儀式(おっぱいモミモミの意)を施している彼だったが、ある日御神体を狙う一味に襲撃される羽目に!
第11回えんため大賞東放学園特別賞受賞作!

これほど頭悪いラノベが他にあっただろうか(誉め言葉)

おっぱい好きのおっぱい好きによるおっぱい好きの為の作品だ!
ジョルジュ長岡がいつもの3倍の速度で腕を振るに違いない。おっぱいおっぱい!
今読んでるところもおっぱい、ページをめくってもおっぱい、たまにフォント大でおっぱい。
ランダムで本を開いて「おっぱい」の単語がないページを当てるのが逆に困難なのではないか。

あらすじからあとがきに至るまで、作者のおっぱいに対する愛が溢れていた。
ebえんため特別賞を受賞できたのも、作者の情熱が伝わったからに違いない。
単にネタで選んだというだけだったりして。

確かにほとばしるパッションは伝わったんだけど、
冷静に物語の方を見ていくと、ベタな展開な上にハチャメチャで支離滅裂で超展開のオンパレード。
推理小説で例えると、気合と根性で犯人を暴いてしまうような強引さだ。
良い事を言っているようで全く良い事を言ってないステキな名言も見られる。

ネタをネタとして楽しめない人が読むと、
真っ二つに破ってゴミ箱に捨てるだけじゃ飽き足らず
直接ゴミ収集車に渾身のストレートでブン投げたくなるかもしれない。
手に持っているものはラノベではなく手榴弾だと思え!
マジメに読んではいけない。
もう一度言う、マジメに読んではいけない!

当然主人公がおっぱいを揉みまくるシーンもある。
現実世界で考えるとわいせつ罪だけで一生の半分を刑務所で過ごせそうな気がするが
人助けの為に揉んでいるのでそこは大いに目を瞑ることにする。
揉むシーンはエロイ。ここだけ見れば完全に官能小説の前戯部分である。
挿絵との相乗効果で俺の未確認起立物体がアブダクションされそうだ。

良い意味でも悪い意味でも凄かった作品。
人をかなり選ぶので購入しようか少しでも迷った人はやめた方がいいと思われる。
ちなみに自分は本能に任せるまま即買いだった。
理由は言うまでもない。自分はおっぱいが大好きだからだ!!

最後にこのラノベを人目につくところで読んではならない。
周りの人間関係を軽く破壊するだけの威力を秘めている。


生徒会の月末 碧陽学園生徒会黙示録 2

生徒会の月末 碧陽学園生徒会黙示録 2 著:葵せきな

生徒会の月末 碧陽学園生徒会黙示録2 (富士見ファンタジア文庫)

表紙のメイド深夏がかわいいなぁ…。
ミニッツメイドならぬ、ミナッツメイドだわ。
このコテコテのギャルゲ絵がたまりませんわ。

てなわけで生徒会シリーズの短編集第二弾!
正直俺はこっちのシリーズの方が好きかもしれん。
生徒会室外での活動の方がバリエーションが豊富だからだ!
他のキャラが登場するのも利点の一つ。

アニメ化決定のネタを絶対に取り入れると思ったよ!
アニメ化したらどうしたいか?だからキミタチはどうしてそこまで欲に忠実なんだ。
富士見ファンタジアの枠を超えて熱く議論するのヤメレw
いつ作者が編集部から干されるのか心配で仕方がない。

宇宙姉弟の話も好き。
鍵はもったいない実にもったいない…。
リアルで巡フラグが立ってるのにもったいない…。
鍵は過去にエロゲの主人公は鈍すぎるとか言ってたが人の事言えないじゃん!
あぁ…巡の普段の行動がいかんのかw

合コン話は鍵の本領発揮で暴走モードで進行するかと思いきや、
意外や意外にカッコいいと思ってしまったぜよ!
まぁあんなビッチ共は俺でもお断りだな。中目黒もよく言った!
鍵と中目黒の仲がどんどん進展してお兄ちゃん複雑な気持ちだけどこれは許す。
合コン開催者が鍵じゃなければ100点だったw

うん、この作品はやっぱり全面ギャグの方でいいよね。


バカとテストと召喚獣 6.5

バカとテストと召喚獣 6.5 著:井上堅二

バカとテストと召喚獣 6.5 (ファミ通文庫)

ついに登場!秀吉の姉・優子がFクラスに!?『アタシと愚弟とクラス交換』、夏休みはみんなで海にバカンスだ!衝撃シーン満載の『僕と海辺とお祭り騒ぎ』前後編、神童と呼ばれていた少年と物静かな少女、二人の学校生活で怒った小さな事件『雄二と翔子と幼い思い出』の4本で贈る、青春エクスプロージョンショートストーリー集第2弾!

短編集第二弾!
2010年にアニメも控えていて、徐々に盛り上がりを見せているぞ!

収録されているエピソードは4つ。

「アタシと愚弟とクラス交換」は優子の都合で秀吉と暫くの間入れ替わる話。
こういう時に限って付き纏うトラブルは当然として、
双方に誤解を与えまくる発言が面白すぎるw
優子はショタ好きだったのか…。これにより秀吉がエライ目にwww

「僕と海辺とお祭り騒ぎ」は前編と後編の二本立て。
舞台は海って事でいろいろ眩しい!この面子で海とか期待しない方が無理!
女性陣からツッコミを受けたのをきっかけに明久と雄二がナンパする話。
こんなに可愛い女性陣が揃っているのにほっといてナンパとかマジありえん…。
男性陣と女性陣が戯れる姿を見たかったぜ。愛子とムッツリーニを見習え!
あぁしかしモジモジする姫路さん可愛いなぁ。

後編こそキャッキャウフフぶりを見せてくれるのか!
テーマはこれまたありがちなミスコンだ!当然、姫路さん達が優勝ですよねー。
と思いきや出場するのは女装した男性陣とかバロスwww
そう来るか!予想外すぎるだろ!
しかも意外とみんな勝ち残るのがまたおかしい。雄二とか明らかにバレるだろ!
そんなハチャメチャぶりがまた面白い。まぁ萌え分もっと欲しかったけど。

「雄二と翔子と幼い思い出」は副題通り雄二と翔子の小学生時代の話。
結構シリアス展開だった。翔子が雄二に近付くきっかけとなった出来事が描かれている。
これずっと気になっていたんだよね。
雄二は翔子の好意をずっと「誤解によるものだ」と主張しているけど
翔子があそこまで雄二ラブになるなんて一体過去にどんな事があったんだと。

昔の雄二は生意気なガキだったんだな。
神童と呼ばれていただけあって、生意気というより狡猾という言葉が正しい。
だが翔子との出会いが雄二を大きく変えるきっかけとなった。
翔子の為に取った雄二の行動は必見ですわ。
不覚にも「うおおおお!」となっちゃったわ。

そこそこ巻数も出てるのに相変わらず面白い。
その意味でもこのラノベをすげーと思っちゃう。


ソードアート・オンライン2 アインクラッド

ソードアート・オンライン2 アインクラッド 著:川原礫

ソードアート・オンライン〈2〉アインクラッド (電撃文庫)

クリアするまで脱出不可能のデスバトルMMO『ソードアート・オンライン』に接続した主人公・キリト。最上階層を目指す<攻略組>の彼以外にも、様々な職業や考え方を持つプレイヤーがそこには存在していた。

前回の続きからかなーと思ったら短編集だった。
って事は本編はあれで完結なの?
まぁSAOは崩壊しちゃったからなぁ。

んで、どの短編にも言える事だけど、キリト無双すぎるw
あっちこっちで可愛いおにゃのこのフラグを立てまくりやがって…。
違う意味でオレンジプレイヤーだわ。

困ってる女の子をキリトが手伝うという形なんだけど、
展開はシンプルながら面白いと感じた。
調子に乗ってる敵が強大な力にねじ伏せられるのは見ててスカッとするね!
特に女の子を助けるというヒーロー的状況にあるのなら尚更ですよ!
そりゃーみんなキリトに惚れるわ。最強クラスのプレイヤーだし。

短編で出てくる女の子はシリカがロリでリズがツンデレって事でいいのかな。
萌え要素も抑えてあるのでそういうのに抵抗がなければより楽しく読めるかも。
だんだんとキリトに惹かれていく描写が見ててニヤニヤとさせられる。
ヒロイン・アスナもやはりというか素晴らしい可愛さを誇ってやがるぜ!

3つ目、4つ目の短編はシリアス。
特に4つ目は鬱なストーリー入ってます。
キリトがとあるパーティーを全滅させてしまったと言ったが、そのエピソード。
そりゃーキリトもトラウマになるわ。


狼と香辛料 XII

狼と香辛料 XII 著:支倉凍砂

狼と香辛料〈12〉 (電撃文庫)

北の地図が描けるという銀細工師のフランが港町ケルーベにいるという情報を入手し、
ロレンス達は再びケルーベの街に足を踏み入れた。
ロレンスの頼みをフランは聞き入れるが、
条件としてある村の伝説の調査を手伝う事になった。

話自体には特に大きな進展はなかったような…。
とりわけつまらなかったわけじゃないけど、なんだか物足りない感じ。
長く続いているラノベの宿命なのだろうか…。

でもホロの故郷のについて幾つか明かされる場面があるので
サイドストーリーという感じでもない。
むしろ俺が読みたいのはそこなんです!
ロレンスとホロはもう夫婦みたいなもんなので二人のやり取りに耐性ができちまった。
またニヤニヤできる日はくるのだろうか。

新キャラとして銀細工師のフランが登場。
これまた頭がキレる女性だ。やっぱりこの世界の女性は皆強い。
年相応の女性のような反応を見せるところに少し萌えた。
エーブのような女性が何人もいてたまるかってんだ!

物語だけど、まぁ伝説ってそんなもんだよなぁと思った。
現在に言い伝えられている伝説の中にも、
実はちょっとした事、ちょっとした誤解などから生まれているのもあるかもしれない。
その気になればロレンスも伝説を作って後世に残す事も可能かも。
むしろホロの存在自体が伝説だ。


生徒会の六花 碧陽学園生徒会議事録 6

生徒会の六花 碧陽学園生徒会議事録 6 著:葵せきな

生徒会の六花 碧陽学園生徒会議事録6 (富士見ファンタジア文庫)

一体どっちが本編なのか判らなくなってくるのはこのラノベの仕様です。
番外と本編のギャップが激しすぎてリアクションに困るわ!
卒業編の鍵失踪事件はどうなるのかな?かな?
鍵にはきっと何か理由があるハズなんだ!と俺は信じてるぜ。

まぁ中身は相変わらず生徒会がヒマを持て余しています。
相変わらずおにゃのこがみんな可愛くて俺は性欲を持て余しています。
おっと、知弦さんに呼ばれたようだ…。

んで今回のヒットは「喋らない生徒会」かね。
会話禁止令が出され、ボディランゲージで物事を伝えるんだけど、
曲解に曲解を重ねて超展開と化すのがアホすぎるwww
ダメだこいつら…早くなんとかしないと…。
何をどうしたらそういう方向に解釈するのか不思議で仕方ない。

今回も作者による自虐ネタを含んだメタフィクション満載!
「最近、このシリーズってマンネリだよね」っておまw
アニメ化に対しては喜んでいたけど、原作が後ろ向きでどうする!
そんな事ばかり言うから読者または他の作家さんにイジられるんだ。
作者はM属性を極めつつある…。

>「ぶっちゃけ碧陽学園シリーズなんて誰も使ってないよ」

これは全面同意だ。


ギャルゴ!!!!! 6 -地上波初登場大全-

ギャルゴ!!!!! 6 -地上波初登場大全- 著:比嘉智康

ギャルゴ!!!!! 6 (MF文庫 J ひ 1-6) (MF文庫J)

噂長の地伝が全て片付き、あとは元の世界に帰るだけ。
しかし元の世界に戻る為のスクリーンが妃唯に奪われてしまった。
神隠しの世界があの世となるタイムリミットは24時間。
春男達は無事に元の世界に帰れるのだろうか。

これが最終巻となるギャルゴ。
結末に向けて伏線を回収しまくってたのが目立ってたね。
ちょっと無理矢理な感じがしないでもないけど、謎を残すよりかは良いかな。
最近の漫画は投げっぱなしジャーマンのまま終わる事が多くてね…。
打ち切りの場合は仕方ないんだけど。

最後の砦はやはり妃唯でしたか。
途中でいなくなったエリアスに凄く不信感を覚えてしまった俺は反省せざるを得ない。
あんな描写されちゃうと疑っちゃうじゃないかwまさか…と素で思ったもん。
作者も狙ったんだろうけどね。エリアスの真相を聞いてそゆ事ねと安堵。

最終巻らしく、最後の地伝を解決する手段がなかなかアツイ。
簡単に言えば目には目を、鼻には鼻をってヤツですよ。
徐々にパズルのピースを嵌めていくような感覚を覚えて面白かった。
皆で協力して助け合う所はシンプルながらにして燃える。

そして明かされる妃唯の正体と噂長との関係。
ここはイイハナシダナーと思うところなんだろうけど涙腺は刺激されなかったw
なんつーか妃唯が謎人物すぎてそこまで感情移入できなかったというか。
噂長は…うーん完全にいい子ちゃんになっちゃったねぇ。
俺の心の何処かでは噂長を許しきれてないような気がする。

女の子達も可愛かったです。コトリのポケポケもいいけど、
エリアスのエロっぷりが俺は好きなんです。
あれでムラムラしない方が無理ってな話だわ。

ラストは大団円でした。
ギャルゴという不毛なあだ名を付けられ、
クラスからの嫌われ者だった春男が一躍ヒーローですよ。
むしろ女子から好かれまくってリアルギャルゲーですよ。
実際のところの春男の気持ちはどうなんだろうね。
なんか達観している部分があるからなぁ。とっくに三次元は諦めていたのかもしれない。


ソードアート・オンライン1 アインクラッド

ソードアート・オンライン1 アインクラッド 著:川原礫

ソードアート・オンライン〈1〉アインクラッド (電撃文庫)

「ナーヴギア」という機器を使って完全なバーチャルの世界を冒険できる
VRMMORPG(仮想大規模オンラインRPG)「ソードアート・オンライン」。
ベータ時代からのプレイヤーであるキリトは当然正式サービスも参加し、ログインした。
ところがSAOの舞台であるアインクラッドにある異変が起きる。

まず内容だけど.hackシリーズみたいなもんだと思ってくれればおk。
所謂プレイヤー自信が仮想世界に行ける超リアルなネットゲーが舞台。
MMORPGに詳しくない人でも判るようになっているので読む分には問題ないかな。
リアルとファンタジーが交じり合う事で不思議な雰囲気が出てる。

率直な感想を言わせて貰えば面白かったよ!
ネトゲRPGをやった事がある人が読むとより深く作品に入り込めるかも。
バーチャルな世界とは言え、そこには実際に人が暮らし、横の繋がりがある。
「なりきり」の究極形態がこのSAOにはあるんじゃないかなと。
まぁデスゲームの所為で全体的に雰囲気は結構殺伐としてるんだけどね。

リアルにはできないバトルシーンもいいけど、
人間ドラマが結構なところで登場するのが特徴だった。
ネトゲでここまであるのかと大袈裟に思ってしまうかもしれないけど、
SAOはもはやただのネトゲじゃなく実際にあるもう一つの世界なんだと
プレイヤーが受け入れたからあの形があるんじゃないかな。
ラフィンコフィンの奴らはちょっと理解できなかったけどな…。
ゲーム感覚なのか覚悟を決めているのか吹っ切れているのか判断に困るぜ。

このラノベの魅力で欠かせないのがヒロイン・アスナの存在ですよ!
これ見て速攻思いついたキャラがドルアーガアニメのファティナ。
挿絵見ても似てるし、彼女の声が終始堀江由衣で再生されっぱなしだった。
性格的にはツンデレに入るのかな。デレに入るときがもう可愛くて可愛くて!
カラーの「あの姿」のアスナ絵を見てフットーですよ。

ラストだけども「あれ?それでいいの?」と思った部分があった。
まぁ途中が面白かったからそこまで気にならなかったんだけどね。
欲を言ってしまえば冒険途中のエピソードをもっと見たかったなと。
サイドストーリーがいくらでも作れそうなんで是非とも!!