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「 ラノベ 」一覧

生徒会の三振 碧陽学園生徒会議事録 3

生徒会の三振 碧陽学園生徒会議事録 3 著:葵せきな

生徒会の三振 碧陽学園生徒会議事録3 (富士見ファンタジア文庫)

相変わらずフリーダムな生徒会ですね!
パロディネタもよりディープなチョイスが増えてきた。
元ネタが分からないネタが出てくると負けた気分になるのはどうしてだろう…。
富士見ファンタジアラノベネタはさすがにね…。
スレイヤーズネタぐらいしかわかんねーぜ!

3巻でメディアミックスネタが出てきたんだが、これ読んでる途中でアニメ化情報入手。
まさか本当にアニメ化されるとは…。
3巻執筆当時、作者は一体何を思って書いたのか気になるw
でもこんなに他者パロが多いとアニメで表現できんだろう。

会長の頭がメルヘンすぎて吹いたw本当に高校生なのか…。
小学生というより園児に近いモノを感じる。
生徒会メンバーが会長の教養を量る為に簡単な問題を出すんだけど
マジメに答えているのかネタで答えているのか判断に困るw
九九の覚え方はいろんな意味で頑張りすぎだ。

さりげにラストの方でシリアスっぽいストーリーが動いていた。
急展開なるか?と思ったけどあとがきでそういう風にはならないとの事。
しかしまぁなんとも必死なあとがきなんだろうw
作者も登場人物の一人のような気がしてきた。


生徒会の二心 碧陽学園生徒会議事録 2

生徒会の二心 碧陽学園生徒会議事録 2 著:葵せきな

生徒会の二心 碧陽学園生徒会議事録2 (富士見ファンタジア文庫 166-8 )

あらすじ…を書こうと思ったけど思いつかん!
だって生徒会連中がいつも通り駄弁るんだものw
そんなわけで今話題の生徒会シリーズの第2巻!

――
えーなんつーかあまり語る事がないなw
1巻に引き続き生徒会メンバーがテキトーに駄弁りまくる。はいストーリー紹介終わり!
いやホントそんな感じですって。一緒にノるのが正しい楽しみ方だぜ。
ギャグとかパロネタも相変わらずですな。
もう作者が暴走してるとしかおもえねぇ。なんというやりたい放題!
ちょっとえっちぃネタがあって喜んじゃう俺って単純だわホント。
特にカラーイラストを見て悶絶しそうになった。
このいかにもギャルゲっぽい絵が好きだーー!

キャラの方向性が定まってきたのはいいんだけど、
真冬ちゃんのBL趣味がだんだんと激しいものになってるのは気のせいですか?
最初はその片鱗を見せている程度だったのに後半じゃもう完全オープンだよ!
どうみても変態だよ。って全員変態の域に入るんだけど。

鍵はハーレム公言の所為でメンバーからぞんざいな扱いを受けているけど、
心の底から嫌っておらず、むしろデレる時があるのがポイントだよね!
知弦にうっとりしている鍵を見てちょっと妬いちゃう会長テラモエス。
鍵はハンドリングさえ間違えなければマジでハーレムルートいけるだろ!

後半で新キャラである顧問の先生が登場してちょっとシリアスになったりした。
あれ、そんな、まさかな…ハハ…と思ったけど生徒会クオリティが発揮された。
読んでみりゃなーんだと思うかもしれないけど緩急付けにアリなんじゃないかと。
同じパターンはさすがに飽きるんでね。


生徒会の一存 碧陽学園生徒会議事録 1

生徒会の一存 碧陽学園生徒会議事録 1 著:葵せきな

生徒会の一存―碧陽学園生徒会議事録〈1〉 (富士見ファンタジア文庫)

杉崎鍵は私立碧陽学園生徒会の副会長にして生徒会唯一の男性。
彼は筋金入りのギャルゲオタで「俺は美少女ハーレムを作る!」と常日頃公言してる。
生徒会長の桜野くりむ他、美少女揃いの生徒会メンバー達による、
ゆるくてちょっぴり甘い(?)ユカイツーカイな日常をつづった物語。

――
こういうタイプのラノベは初めて読んだ。
幾つもの短編で構成されている連続短編小説となっている。
4コマ小説と呼ばれているらしいけど、まさにその通りだったわ。
各話で生徒会メンバーの駄弁りを描いており、その日常を楽しむといった感じですね。
感想だけど、例えると「ギャルゲの日常シナリオ」を見てるような感じだった。
特に大きな事件が起きる事もなければ特定のキャラにスポットを当てた話もない。
ほとんどがギャグ。深いシナリオを期待したらがっかりするぞ!

文章もいかにもラノベって感じで読みやすい。所々邪気眼性中二病アリw
ギャグはパロディ多めで元ネタを知ってるとクスリとくるw
まぁちょっと狙いすぎで寒かった部分もあったけどね…。
これ読む時はある程度アニメ、ゲームに精通していないと楽しめないかもしれない。

他は自分達はラノベの登場人物だと意識するようなメタ的なギャグも含まれている。
そんなに富士見書房富士見書房叫ぶなw編集側もノリノリだろこれw
主人公の鍵自らハーレムを宣言する通り、女性キャラは所謂萌え要素の集まり!
いやー会長これ可愛いだろ!仕草一つ一つに萌え要素がてんこもりだわ!
みんながいじめたくのも分かる。いちいちリアクションが可愛いんだって!

ツンデレ深夏に控えめ真冬の姉妹なんか思いっきりCLANNADの藤林姉妹に脳内変換される!
知弦はリトバスの来ヶ谷っぽいですな。こういうキャラは一人は必要だよな。
べ、別に主人公の名前がだからってKey作品で例えてないんだからっ!

とてもオタク向けの作品だね。ギャルゲやり慣れてる俺は楽しめました。
息抜きという形で軽いものを読みたい!でも萌えもギャグも欲しい!
そんな方々にオススメ。


バカとテストと召喚獣 5

バカとテストと召喚獣 5 著:井上堅二

バカとテストと召喚獣5 (ファミ通文庫)

明久の家に突如現れた美少女。
その美少女は明久の生活態度を監視する為に母親から派遣されてきた。
自分の今の生活態度が最悪なものと自覚している明久はマジメを装う事に。
明久の苦しい(?)闘いが始まろうとしていた。

――
姉、襲来。
表紙を飾る女性は明久の姉の。まぁ冒頭のカラー漫画で既に予想が付くんだけどね。
ショトカで胸が大きくて正直外見が非常に俺のツボにクリティカルヒット!
んで、中身は活発系かなーと思ったがこれがとんだボケボケ姉。
外からやってきた姉は何故かバスローブを羽織ってました。アホかw
お、お、俺も姉に性的な嫌がらせを受けたいです!!

今回の見所はズバリ明久を巡るおにゃのこ達の行動だね!
4巻は美波のターンだったけど、その差を挽回するかの如く姫路さんが追い上げてきた!
明久の好みのタイプがポニテで巨乳って事を知った瞬間、
さりげなくポニテに髪型を変えようとする姫路さんに激萌えだわ。
美波にこれはキツイ!さすがに胸の大きさはどうしようもない!

みんなで勉強する話も素晴らしいの一言。
本当にお前ら勉強しに来たのかと言わんばかりのバカ行動。
翔子の過激な行動も相変わらず。婚姻届を防弾ガラスでカバーとかwww

ムッツリーニに愛子という新たな組み合わせが浮上した!
まさかあのムッツリーニに…ってか愛子がチラチラ何を見せているのか非常に気になる!
もうやめて!ムッツリーニのライフはゼロよ!

布団の中での姫路さんの行動が…。
やっべーもう終始ニヤニヤしっぱなしだったよ!
あと明久と美波が二人きりになったときもやばかったよ。
そんないい感じの雰囲気の中、写真立ての件に不意を突かれたw

姉の存在は明久にとって鬱陶しいものでしか無かったが、
それは弟への愛情だと気付いた明久の行動の変わりぶりと来たら…。
だったら姫路さんと美波の想いにも気付くだろと激しく言いたい。
究極なまでに天然ジゴロ&ハーレム自動生成マシーンな明久であった。

4巻でバトル多めだった分、5巻はラブコメ色強し。
にやにやされっぱなし間違いないのでそういうの好きな人にはオススメ。


ギャルゴ!!!!! 4 -地獄天国直通大全-

ギャルゴ!!!!! 4 -地獄天国直通大全- 著:比嘉智康

ギャルゴ!!!!!〈4〉地獄天国直通大全 (MF文庫J)

春男はひょんなところから自宅にやってきたハナと二人きりになった。
困惑する春男と隠れてその様子を窺うエリアス達だった。
その頃、あの世にいる人と話ができるようになる地伝「バリ4」が流行り始める。
春男は噂長のアプローチを退ける事ができるのか。

――
いよいよ尊長の正体に迫るんだけど、
候補者に挙げられたハナが可哀相だなと思った。
確かに怪しいんだけども読み進めていくうちに絶対違うだろと思えてきた。
いくら祖母のカタキとは言え、ギャルゴがちょっと暴走しすぎなんだよね。
ハナ=尊長である事を前提とした行動が気に食わなかった。
エリアスはおかしいと気付いたけど、いつの間にかそう思い込んじゃってるよ!

ギャルゴとの会話でハナが思いっきり誤解するところは面白かったけど。
後半で尊長の正体が判明するんだけど、これは予想外の人物!
胸にコンプレックスを持ってたり、今時のギャルが使いそうな文体の手紙を見て、
犯人像を脳内で描いてたんだけどこれはやられたわ!と思った。
思えばなんかおかしな行動があったなー。
俺の中ではそれはギャグ程度にしか思ってなかったけど。

今回は参謀エリアスが孔明っぷりを発揮。
下ネタも絶好調だ!くだならすぎて笑ってしまった部分もアリ。
でもかま子とライムが空気過ぎて涙目w
もうちょっと活躍させてもよかったのでは…。
今回のMVPは間違いなくエリアスですな。
そしてコトリさんに癒されると。可愛いだけでなくいい娘すぎるだろ!

さらにエリアス自信にも秘密がありそうで次巻が気になるぜ!
クライマックスとか書いてあったんで最後になるのだろうか。
あとカラー絵のエリアスのエロさは異常。
これはヤバイ。


君のための物語

君のための物語 著:水鏡希人

君のための物語 (電撃文庫)

華やかさや成功、更には充実とも無縁な生活を送る日々。
ある冬の晩、悪酔いしてた所に奇妙で不思議な「彼」と出会った。
「彼」と「私」の間で起こる数奇な運命を綴った物語が始まる。
第14回 電撃小説大賞<金賞>受賞作品!

――
ラノベサイトとかでいい評判を受けているので読んでみたんだが、
これが評判通り良い読み物でした。うん、これは金賞納得だわ。

主人公は正体不明で謎だらけの「彼」に突然出会い、
それがきっかけで奇妙な体験をしていくというものだが、
その1つ1つの出来事が読者をぐいぐい引き込むような魅力を放っているのですよ。

物語の1つ1つの完成度が高く、全体としてもまとまった仕上がりになっている。
特に1章と2章はヤバイ。1章は哀しい結末でありながらも読んでる間はホント引きこまれた。
まぁ個人的にラストの5章は微妙だと思ったが、それでも他の物語がすげぇ。

登場人物は「彼」を除いて決して個性的というわけでもないのに個性を感じる。
なんでなんだろうね。キャラクターがよく書けているからなのかね。
人間らしさが溢れているというかなんというか、あー上手く表現できねー!
「彼」が織り成す、その世界観に似つかわしくない奇怪な行動もまた面白い。

結論を言えば面白かった。この人が他に書いた小説があれば読みたいと思った。
アクションみたいにドガーンドゴーンとするわけでもなく、
萌え系みたいにはわわ~~みたいな展開もない。
表面だけ見ると地味なんだけど内容はガッシリ、そんな本でした。


バカとテストと召喚獣 4巻

バカとテストと召喚獣 4 著:井上堅二

バカとテストと召喚獣4 (ファミ通文庫 い 3-1-5)

美波から突然キスをされ、驚きと戸惑いの気持ちを露にする明久。
そんな一人羨ましい状況にいる明久を放っておくわけがない!
Fクラスの面々や美春は明久を公開処刑に処すのであったw
そんな中、Fクラスに対して戦争を仕掛けようとするクラスの動きがあった。

――
KISSからはじまるMiracle。
まぁミラクルな大波乱劇の始まりなんですけどね!
美波のキスはとんでもない破壊力をもたらした。主に俺がヤバイ。
俺は巨乳派なんだけど美波だったらぺたんこでも許せるッ!

もうとにかく二人のいちゃつきぶりがやべぇ!!
こんなん可愛いとかそんなレベルを超越しているッ!
見てみろよ美波のあの恥ずかしっぷりをよぉ…。
それ見るだけで日本昔ばなし並に盛られたご飯3杯はいけるわ。

って事はここで美波エンド…になってもおかしくないんだけど、
ギャルゲの主人公もビックリするぐらい鈍感な明久が高クオリティを発揮。
いやいや明らかに演技とか冗談で済むレベルじゃないって。
明久自分に自信なさすぎだろ。この状況でも誤解と思えてしまうのかッ!
その所為で関係は再び逆戻り。天然ジゴロの明久マジパネェ。
俺だったら美波を幸せにすることができるのに。

美波に百合な感情を抱く美春がちょっとウザかったな。
お前はすっこんどれ!と途中から思ってしまったわ。
Dクラスの試召戦争で明久がカッコいいトコ見せたんだから
いっその事明久フラグが立って明久争奪戦に参加してもよかったんですがねw

今回はどちらかと言うとシリアス寄りだったような感じがする。
決してそれが悪いのではなく、そこもひっくるめて面白かった。
ホントこのラノベは安定してるわー。特に萌えの破壊力がやばすぎる。
来年にはアニメ化来るか?ドラマCDも出てるし、来てもおかしくないよね。


ギャルゴ!!!!! 3 -地上最強G級大全-

ギャルゴ!!!!! 3 -地上最強G級大全- 著:比嘉智康

〔MF文庫J〕ギャルゴ!!!!!3 (MF文庫 J ひ 3-3)

また奇妙な地伝が真幌市を包む。
なんと女性がみんな巨乳化してしまった。コトリも巨乳になっており困惑する春男。
「巨乳風邪」と名付けられたその地伝を解決する為、戸惑いながらも行動する春男。
一方、祖母の敵である「噂長」が春男に接触してくる。

――
まず最初に言っておこう!
「巨乳好きの巨乳好きによる巨乳好きの為のラノベ」だッッ!!
2巻では少し残念だったみたいな事を書いたけど、3巻はかなりマシになってました。
も、も、もちろんおっぱいのおかげじゃないんだからねっ!…まぁそれもあるけど。
コトリさんのベタベタなラブコメや、まさかのナナコとの兄妹愛が描かれていた。
デレが全く見られなかったドS小学生妹ナナコだけになんだか新鮮でした。

兎にも角にもコトリさんがシャレにならないぐらい可愛い!
ただでさえ可愛いプラス巨乳風邪によって巨乳になったんだよ。
こりゃ鬼に金棒どころじゃないっつー話で…。
金棒どころかロケットランチャーぐらいの威力はあるわ。
相変わらず天然ポケポケ娘なので無防備もいいトコ。
読む度にあぁっ!そんなっ!コトリさんってばもうっ!って悶えてた。
ギャルゴがシャレにならないぐらい羨ましい!
あんな事やこんな事をする妄想余裕でした。
地伝が解決してガッカリと思ってしまった俺を許して。

でも春男もカワイソウだよね。
このコトリの好意を積極的に受け止められないのが不憫だ。
自分の特異体質の所為でコトリの意思とは無関係に自分に惹かれているのかもしれない。
そりゃー罪悪感も感じますわ。噂長を倒さない限り春男に春は来ないんだろうなー。

んで元々の巨乳担当エリアスが相対的に目立たなくなってる!
それでも個人的にはおっぱいナンバーワンの称号を与えたい。
ライムがだんだん春男を認めていく所もなかなか。
ゆくゆくはコトリとライムとの間で春男争奪戦も期待できる?
でもコトリさんは超絶天然っ娘だから期待薄ですな。


狼と香辛料 IX 対立の町<下>

狼と香辛料 IX 対立の町<下> 著:支倉凍砂

狼と香辛料 9 (9) (電撃文庫 は 8-9)

町の力関係をも引っくり返す程の価値があるイッカクを巡る北と南の対立は益々激化。
ロレンスはイッカクの横取りを企むエーブから協力を持ちかけられるが、
ローエン商業組合のキーマンからも協力を要請された。
どちらも裏切る事ができず、狼狽するロレンスが出た行動とは。

――
もう一時はどうなるかと思ったよ!
リュビンハイゲンの時と比べ物にならない程の事態だけにね。
エーブもキーマンも恐ろしすぎる…これがプロの商人というものなのか。
いやーここまでいくと芸術性すら感じるわ。

ホロはいつ活躍するんだ!と思ってずっと待っていたんだが、
今回もホロはロレンスをサポートする立場だった。
賢狼の知恵を以ってすればひょっとしたらこの件も容易く片付いたかもしれない。
だが敢えてそうしないのはロレンスを立て上げたいのかなーと思った。
ロレンスとホロはもう夫婦なんじゃないかとw
疲れた夫を癒すのは妻の役目。まさにそんな感じだったよ。
今のホロは故郷のヨイツを目指す気があるかどうかすら疑問だ。
ロレンスとの旅を長続きさせたくてわざと遠回りしてるぐらいだしね。

ラストのロレンスの大逆転劇は見てて圧巻の一言!
いやーこれは気持ちいいwよくもまぁあの状況から抜け出せたもんですよ。
キーマンがロレンスの力量を見誤ってたのが痛恨のミスだったなー。
最近マンネリだったけどこの8~9巻で面白さを取り戻した。
ただホロ萌えの人にとってはちょいと不満を感じるかしれない。
いや、逆に出番が少ないからこそ、デレてる時のカタルシスがデカイ?


狼と香辛料 VIII 対立の町<上>

狼と香辛料 VIII 対立の町<上> 著:支倉凍砂

狼と香辛料 8 (8) (電撃文庫 は 8-8)

「狼の足の骨」の情報を得る為に、港町ケルーベまでやって来たロレンス。
追っているエーブを待ち伏せる為にしばらくこの町に滞在する。
港町ケルーベは三角州を挟んで北と南が対立している風変わりな町だった。
そこでロレンスを待ち受けていた騒動とは…。

――
同じ町なのに北と南で対立しているとかおかしな話だよね。
いっその事独立して違う町になってしまえばいいのに。
あーでも土地は動かす事できないんだから事態は余計に悪くなりそうだわ。

エーブはちょっと頭がキレる俺女商人だと思ってたがこの巻読んで考えが変わった。
ちょっとどころじゃない、かなり頭がキレる!何より執念が凄い。
それでもこの町では不遇な立場に置かれているとか。
そんなエーブに同情の感情すら芽生えてくるわ。

イッカクを巡る北と南の動きはホント欲丸出し。
まぁ天文学的な価値があるらしいからね。金は人を平気で壊す。
最初にイッカクを見付けた人はよくそのまま持ち出さなかったなー。
あまりにも価値がありすぎて逆に持ってるのが不安だったかもしれん。
例えば俺がダイヤ100kgも持ってても怖くて引き渡しちゃうって。
こうなるとロレンスも迂闊に動けないのは当然。

そしてローエン商業組合のキーマンによって窮地に立たされる。
エーブと組合…どちらの味方につくのかという究極の二択を迫られる。
このキーマンが恐ろしい程のやり手。この頭のキレっぷりはエーブに匹敵する?
今までの話で活躍してきたロレンスがまるで赤子同然だ!

なんつーか今回はホロの存在が霞む程に圧倒されたわ。
もちろん微笑ましい場面もあったけどそれどころじゃねーよ!みたいな。
今までにない超高レートの取引に巻き込まれたロレンスの運命や如何に。
続きは次巻にて。