・バカとテストと召喚獣 3巻 著:井上堅二
文月学園では学力向上の為の合宿が行われる。
泊り込みという事で浮かれる明久だが、何者かに脅迫を受けてしまう。
雄二も同様に脅迫を受け、秀吉やムッツリーニ達と協力しながら犯人を探す。
明久は変態の烙印が押されるのを…雄二は翔子との結婚を阻止する事ができるのか。
3巻になっても衰えを知らないこのバカっぷり!
マンネリ化を恐れていたがそんな心配もなかった。安定して面白いわー。
章と章の間にあるバカテストも面白いし、この巻も良い事づくめですな。
地下鉄で読んでいるといつもピンチを迎えるw
姫路さんがだんだん黒くなりつつあるのは気のせいですか?
明久の前になると顔を真っ赤にさせてモジモジしていたあの可愛らしい姫路さんが…。
今は明久が他の女の子が気になるような素振りを見せると嫉妬アタックをかますんだぜ。
美波に便乗して攻撃を加えるパターンが多いね。まぁそこもまた可愛いんだけど。
真犯人を暴く為に女子風呂を覗くという事情を知らない人には全く意味が分からない展開。
周りの男共を言葉巧みに取り込みつつ、全クラスを巻き込んだ大騒動になるとは…。
仲間達の犠牲の上に前へ進む友情のアツイシーンもあり!目的(覗き)聞くと萎えるけどwww
秀吉の立ち位置にはワロタw一番平和じゃないか!学園公認で「性別:秀吉」とかおま!
オチも良かった。ベタだけど気持ちいいぐらいオトしてくれたぜ!
明久を巡る女の子の恋心描写は読んでいてホントニヤニヤしちまう。
もう全員可愛いモン!お持ち帰りしたいモン!もちろん秀吉も含まれる!
そして最後の最後の美波が超絶にヤバイ!戦闘力53万どころの話じゃない!
美波への間違いメールの展開もよかったが、ラストの超展開が…超展開がぁ!!
「美波は俺の嫁」とかそんな言葉じゃ片付けられない。「美波さん結婚してください!」
「 ラノベ 」一覧
「バカとテストと召喚獣」2巻
・バカとテストと召喚獣 2巻 著:井上堅二
文月学園の文化祭が迫っており、それぞれのクラスは準備に取り掛かる。
Fクラスは壮絶(笑)な話し合いの結果、中華喫茶「ヨーロピアン」をやる事に決まった。
一方、姫路の転校を阻止する為、学園祭の名物である召喚大会に優勝すると意気込む明久。
喫茶店への妨害や、数多くの強敵が待ち構えている明久達の運命や如何に。
1巻で一気にこの作品のファンになった俺は2巻もwktkしながら読んだ。
なんというか素晴らしいの一言に尽きる!笑えるシーンが満載で全く飽きさせてくれない。
やはりラノベっぽいヌルい文章で好みには個人差が出そうだが、気にしないのでモーマンタイ。
萌え要素もこれでもか!と言わんばかりにもりだくさん。
中華喫茶「ヨーロピアン」(何このネーミングwww)のチャイナ服があああああ!
姫路の一途な想いに萌えるのもヨシ!美波の活発系デレに萌えるのもヨシ!
美波の妹に萌えるのもヨシ!秀吉に萌えるのも…って落ち着け俺!秀吉は男だから!
個人的には霧島さんと雄二のやり取りがお気に入り。霧島さんの暴走系デレは留まる事を知らない!
勝手に坂本家の実印を手に入れて約束破れば婚姻届に判を押すという脅迫にクソワロタwww
霧島さん可愛いじゃないか!それを鬱陶しがる雄二はなんという贅沢者だ!
とりあえず美波は俺の嫁な!!
召喚大会も見所。Fクラス故に正攻法の点数勝負では勝てない明久と雄二。
勝ち進む為に取った作戦がいちいち卑怯でアホすぎるから困るwwwwこいつらwwww
ムッツリーニはいいキャラしてるわー!主人公の明久と同じくらい好きだわ。
1ページ1ページ大切に読みました。読んでてホント楽しかった。
こんな面白いラノベに出会わせてくれてアリガトウッ!アリガトウッ!
俺はこういったおバカでテンション高い作品と凄く相性がいいという事がわかった。
さっきから俺絶賛しすぎだな俺。この感想読んで買った読者がガッカリしたらどうしよう…。
いいか!読んでつまらなかったと言っても俺に文句言うなよwww俺は警告したぞwwww
「狼と香辛料」6巻
・狼と香辛料 6巻 著:支倉凍砂
レノスにてエーブに出し抜かれたロレンスらはエーブを追いかける為川を下る。
ロレンスは無理に追いかける必要はないと思ったがホロがそれを許さない。
ホロとの旅を終わらせたくないロレンスは遠回りの道を選ぶのだった。
船で行く道中で詐欺に遭ったコルという少年に出会い、成り行きで同行する事になった。
ホロはコルを可愛がり、世間を知らない彼にロレンスは生きる為の手解きをする。
今回はコルという新キャラが6巻のミソ。
今まで商売についての描写が多かったが、今回はその商売テクのお勉強タイム。
自分をコルに当てはめると色々と関心する所があるかもしれない。
交渉を上手くする方法、詐欺から身を守る方法、詐欺に遭わない為の心掛けなどなど。
経済学を勉強している方は参考にしてみてはいかがかw参考になるのかどうか分からんけど。
もちろん、ロレンスとホロの話術合戦も顕在。
ただ、二人の間が近付きすぎてしまったのか、赤面するような甘いセリフも。
ロレンスはそういった事を面切って言うタイプじゃないから余計にね。
そしてその言い方が遠まわしに繰り出されるもんだから見てて楽しい。
さすがにロレンスもホロの扱いには慣れたか。ホロが一杯喰わされるシーンもちらほらと。
なんかのんびりでもうエーブの事はどうでもいいんじゃないかと思えてきた。
ただ恐れているのは二人の旅が終わる事。今は遠回りしてるけどいずれは迎える終点。
さぁどうするんでしょ!アニメも始まるし、そろそろ区切りの付け時ですかね。
「バカとテストと召喚獣」1巻
・バカとテストと召喚獣 1巻 著:井上堅二
テストの点数によって強さが決まる召喚獣を召喚できるシステムを取り入れた文月学園。
主人公・吉井明久はクラスの振分け試験で施設も学力も最低クラスのFクラスに入れられる。
良い設備が欲しければ上位クラスと「試召戦争」と呼ばれる召喚獣バトルで勝つのみ。
明久とFクラスの愉快な仲間達によるおバカな学園ラブコメバトルファンタジー!
ラノベサイトで見て面白そうだったので読んでみた。
内容はラノベらしいラノベで誰でもお手軽に読める。漫画読んでる感覚に近い。
サクサクと読み進む中、どんちゃん騒ぎのようなこのテンションがいいわー。
ボケありアツイシーンあり萌えありと、オタク心をくすぐってくれる。
挿絵が気に入った!このラノベの面白さを引き立てていると思うんだ。
美波が可愛いよ!タイプ的にはクラナドの杏が近いかな。時折見せるデレがたまらない!
活発系と言ったらやはりショトカかポニテだよね!そこら辺は個人的な趣味だけど。
明久がピンチの所を何でもお願いを聞く代わりに助けるシーンはクリティカルヒットだわ。
召喚獣もゴッツイのを想像していたが、自身のデフォルメ姿で可愛らしい。
あと秀吉に萌えてしまった俺は禁断の扉を開けつつあった…。
男だと分かっているのに萌えるなんて…悔しいっ!ビクンビクン。
他はクラスのリーダー格の雄二やムッツリーニなど、個性溢れるいいキャラが多いぜ。
率直の感想としては普通に面白かった。
所々「いやそれはムチャだろwww」と思わされるのがギャルゲの日常シーンに近い。
その辺が俺にとって馴染みやすいものに仕上がっているのかもしれんね。
難解な文章が読みたいという方にはオススメできないが、バカなノリに抵抗なければどうぞ。
「狼と香辛料」5巻
・狼と香辛料 5巻
テレオの村を後にし、ホロの伝承が残る毛皮と材木の町レノスを訪れるロレンス達。
そこでエーブと名乗る商人から莫大な儲け話の誘いを受ける。
しかしその為の条件がロレンスにとって考えさせられるものだった。
そしてホロとの関係に転機が訪れる。
4巻がちょっとヌルかったが、それを挽回してお釣りが来るようなワクテカの展開!
話術合戦の面白さは相変わらず。ホロ以外の頭のキレるキャラのトークも必見。
ホロとはまた違ったタイプの話術テクが心理合戦を飽きさせてくれない!
羊飼いのノーラや前回のエルザもまぁまぁ頑張った方だけどロレンス程ではなかった。
ホロとロレンスの関係も大きな進展が。
一体この二人は最終的にどういう関係になるんだろうかとハラハラするぜ。
ヨイツに着いたらそれまでだしロレンスが商店構えるようになっても旅は終了だし。
文中にもあったけどただの人間であるロレンスは賢狼ホロより先に死ぬ。
ロレンスはホロが孤独を何よりも恐れているのを知っている。
長く一緒にいればいるほど失った悲しみは大きくなる。ロレンスも感付いていただろう。
後半の見所であるホロの別れ宣言に驚きはしたものの、いつか来ると思っていたハズだ。
だが生粋の商人故に簡単に儲け話を手放せないのがツライ所。そこがいい所の一つでもある。
まぁでもホロとロレンスの間の確固たる信頼が見えたのは良かった。
ラストではもうニヤニヤしっぱなしでした。
ホロを一杯食わせた時のカタルシスは筆舌に尽くし難いわw
もうロレンスはいい男だなホントに。そりゃーホロもメロメロにしちゃうわ。
そろそろクライマックスですかね?これはあまり長く続けない方がいいと思うんだわ。
「狼と香辛料」4巻
・狼と香辛料 4巻
クメルスンで手に入れた情報を元にさらに北を目指すロレンス達。
村の入り口付近で粉挽き少年のエヴァンに出会い、意味深な発言を残しながら案内する。
一行はテレオという村に辿り着き、ヨイツの手掛かりを知る司祭がいる村の教会を訪ねる。
出てきたのは無愛想な少女のエルザ。司祭のフランツは既に亡くなってしまっていた。
村長の元を訪ね、この村の事を調べていくうちに村の秘密が明らかになっていく。
そしてある事件が起き、村全体を巻き込んだ騒動にロレンス達は巻き込まれてしまう。
支倉凍砂氏が送る経済ファンタジーの4巻目!
相変わらずロレンスとホロのやり取りには裏を読み会う微笑ましい光景。
やはりホロに食わされまくるが、その事には慣れたようで軽く往なす技も備わった?
最初は無愛想な態度を見せたエルザUZEEとか思ってたけどもちろんその理由もあるワケで。
エヴァンに対しては凄く心を開いているのを見てなんとなく予想は付くでしょう。
エルザとエヴァンのラブラブぶりを見てホロがロレンスにカマ掛ける所が萌える!
なんという孔明の罠…間違いなくホロには誰も逆らえない!
エヴァンも絶対尻に敷かれそうなタイプだな。間違いなくヤツはヘタレ。
村の騒動に巻き込まれた時もロレンスとホロの頭脳が発揮されるんだけど、主役はエルザ。
お二人は裏方でしたな。強力なバックがいるとは言え、エルザの立ち回りの良さには関心した。
自分の居場所が無くなるかもというプレッシャーにも屈せず、最良の選択を判断して行動。
あのロレンスが関心する程だ。ただの小娘じゃないな、それに比べてエヴァンと来たらw
ホロの故郷の事も少しずつ明らかになっていった。
でもまだまだ足りない状態。ヨイツはそんなにマイナーな村だったのか。
フランツ司祭が残した本でも扱いが小さかったし!カワイソス。
うん面白かったぜ。3巻程の勢いはなかったけど、特に気にするレベルじゃない。
よし、やっと5巻だ、ようやく追いついたぜ。
「狼と香辛料」3巻
・狼と香辛料 3巻
リュビンハイゲンを後にし、祭りが盛んな町クメルスンを目指す。
途中で出会った若き魚商人のアマーティーと出会い、ホロに一目惚れ。
ある事をきっかけに気持ちがすれ違ってしまったロレンスとホロ。
クメルスンで起こった3人の間で巻き起こる大騒動に立ち向かう。
ホロを巡る争いに巻き込まれるんだけど、余裕を見せるロレンスを見て危ないと思ったわ。
1巻でも2巻でもちょっとした油断が自らを危機に追い込んでしまったという事。
今回は金銭的なやり取りじゃないけど、心の隙間を作ったといった点は同じ。
余裕な態度を見せた時点でフラグビンビンに立ってたけどね。ロレンスも災難だなぁ。
中盤でホロと喧嘩してしまうシーンからが見所。
ロレンスがいかにホロの事を大切に思っているかという事が分かる。
だんだんとクサイセリフまで吐けるようになったロレンスを見て俺まで赤面してしまうぜ。
そんな事を言うキャラじゃないからなー。
ホロも何を考えているか分からず、ちょっと「なんだコイツ…」と思った場面があった。
終盤を読めば分かるけど、ホロの行動の真意を知った時「うおおおおっ!」となったぜ!
予想外の展開にわっちも驚きんす。1、2巻とはちょっと違った面白さがあったのじゃ。
経済ファンタジースゲスゲヴォー!
「狼と香辛料」2巻
・狼と香辛料 2巻
ラノベ界で注目を集めた快作の第2巻!
ロレンス達はホロの故郷であるヨイツに行く為、北を目指す。
道中で出会う羊飼いのノーラ。大聖堂が目立つ都市リュビンハイゲンで待ち受ける騒動とは?
そんなワケで全部読んだので早速感想。
なんという事だ…1巻よりさらにパワーアップして面白いぞ…。
「危機」という言葉を聞いて真っ先に思い浮かべる情景は戦闘の最中という事が多いだろう。
しかしロレンスは戦闘技術に関しては全く素人の行商人なので戦闘はありえない。
商人にとっての危機は容易に想像できるだろう。その危機にロレンスは直面する。
その危機的状況の描写が非常に上手く、読んでて息つく展開の連続にハラハラした!
「経済」というあまり馴染みのないテーマが故に難しいが、その部分のカバーもさすが。
なんだか俺まで流通経済に詳しくなりそうな錯覚すら覚える程だw
ノーラにちょっと嫉妬するホロがまた可愛いのう。
その事をロレンスに悟らせないように振舞う知慮深いホロはさすがというべきか。
あれこれと張り合うロレンスも最終的にはやはりホロに言い包められる。
ホロの行動パターンが分かってきたのか、ロレンスもいつまでもやられっぱなしじゃない。
でもホロの女の子っぽい仕草に堪忍しちゃうんだよね。ロレンスに選択肢が無くてバロスw
「わっちが可愛いからじゃ」とか間近で言われたら困っちゃうっつーの!
後半の逆転劇も見所。ことごとく俺の予想を裏切る展開で続きが気になって仕方がなかった。
これは3巻も期待できるね!
「狼と香辛料」1巻
・狼と香辛料 1巻
第12回電撃小説大賞{銀賞}受賞。
「このライトノベルがすごい!2007」で2006年度の作品部門で1位を獲得。
「狼と香辛料」が普通に面白い!なんじゃこれ!
前半は「これ話題になるほど面白いか?」と思ってたけど中盤からがこのラノベの始まりだ!
相手に一枚噛ませてやろうというホロとロレンスの会話のやり取りがなんとも絶妙すぎる。
これはいい心理戦ですねw人生経験の差で結局ホロに翻弄されてしまうロレンスに萌え。
時折無邪気な子供のような態度を振り撒くホロに萌え。なんという破壊力だ…。
あとホロの言葉遣いがすげー独特だなぁ。なんだか虜になりそうだぜ!
なんというかこれは新しい癒し系。
読んでる俺もついつい顔がほころんでしまうわ。旅の雰囲気が上手いんだよなー。
目を瞑ると大量の麦が風に煽られてなびく音が聞こえてきそうだわ。
終盤の展開もグッド!盛り上げる所は盛り上げてキレイに1巻終了。
うん、これはいいラノベだ。明らかに500円以上の価値はあると思った。
萌えだけのラノベもいいけど、やはり中身が練られているモノはもっといい!
早く…早く2巻が読みたい!