・「ドラゴンボール超 ブロリー」感想
今回の敵はアニメオリジナルキャラとしては屈指の人気を誇るブロリー。
ブロリーがDB超でも出てくる!と聞いてワクワクした人がどれだけいただろうか。
かくいう私もその一人でね。
ただし今回のブロリーは今までの映画に出てきたブロリーとは
ほとんど別人だと考えた方がいいかも。
過去のブロリーとは何の繋がりもなく、これもまた一つのオリジナル。
今までのブロリーは「破壊と殺戮を好む悪魔」だったけど
このブロリーは「復讐の道具にされた純粋な野生児」という感じ。
悟空からもハッキリ「おめえは悪いヤツじゃねえ」と言われてるしね。
ストーリーの冒頭は悟空誕生のルーツのリメイク。
でも設定が一部変わってるね。バーダックってあんな優しいヤツだったっけ?
フリーザが惑星ベジータを破壊するシーンで
「キレイな花火ですよホーッホッホ」というセリフが無かったのは残念w
ベジータ王に嫉妬されて辺境の惑星に送られたブロリーとパラガスが41年もの間必死に生き抜き
チライに救出されたパラガスらは、ベジータへの復讐の為に新フリーザ軍に加わるというもの。
既にベジータ王はいないのでつまりは八つ当たりです!
戦闘民族の誇りはどうしたパラガス!みっともないぞ!
ブロリーはひたすら戦闘教育を施された影響で一般常識がほとんど欠けているけど
子供から変わらない純粋さを持っており、俺の知ってるブロリーのイメージと違う!!
でもいざ戦闘になるとひたすら叫びまくるのは変わってないなw
悟空に何も怨みはないのでお馴染みの「カカロットオオオオオ!」とかは言わないけど。
んで一番の見どころは何といっても戦闘シーン!!
もう絶句するぐらいの超ド迫力と超ハイスピードバトル!!
もうね、ブロリーのリキの入れ方がものすんごくて、見てるこっちも歯を食いしばっちゃう。
効果音も身体の芯に響くほどの重低音。一撃の重さが全身に伝わってくるんだよ。
戦闘中に物凄い速さで強くなっていくブロリーに戦慄するぞ!
そして目まぐるしくキャラが動く動く!それも尋常じゃないスピードで!
彼らにとっては地球は狭すぎるわ。それぐらいあちこち破壊しまくってる。
これ作画相当しんどかっただろうな!
子供の頃DBのバトルシーンを見た時のワクワクの感情を取り戻したよマジで。
さらに通常時、超サイヤ人、ゴッド、ブルーの戦法の使い分けもさすが。
通常時は普通の格闘。超サイヤ人になるとスケールアップし
ゴッドは合気道のようなしなやかな戦い方になり、ブルーは圧倒的なパワーでゴリ押す。
この区別がいい感じにダレるのを防ぐ役目になっており、見てて飽きない。
最近のベジータはギャグ担当になっているけど、今回はちゃんと活躍の場が与えられたのがいい。
やっぱりベジータはかっけーわ。ライバルはやっぱりこうでなくっちゃ!
最後のオチはまぁこんなものかとちょっと肩透かしを喰らった感。
でもあの方法以外には無かったのかもしれないね。
ブロリーもう戦わないんじゃ?
まとめるとDB映画では傑作といえるほどに太鼓判押しちゃう。
正直これより凄いバトルシーンを描けるんだろうかと心配になるレベル。
それぐらい面白くて楽しかった映画です。